中道ヨーガは、ラージャヨーガ(古典ヨーガ)の瞑想によって心を涵養し、真実在の理解を深め追求し、究極的には解脱を目指す体系と、ポスト・クラシカルヨーガの代表、ハタヨーガ(力のヨーガ)から、シャット・カルマ(浄化法)、特殊な呼吸法、さらにマントラ(真言)などの、タントラ的要素(密教的、神秘主義)を取り除き、融合させ、現代人にフィットさせた体系。

イメージとしては、禅にヨーガスートラ八支則を足した体系。

禅とは、古くからインドで行われている修行方法で、精神を一つの対象に集中して、真の姿を知ること(禅定)。

禅の語源は、ヨーガ八支則のディヤーナ(静慮、瞑想)であり、中央アジアに広がる過程で転訛が生じて「ジャーン」になり、漢字に音写されて「ゼン」となった。