ヨーガと怪我の関係
健康のためにはじめたヨーガ。
そのヨーガで怪我をしてしまうのはなぜでしょうか?
同じように健康を目的としたラジオ体操や太極拳で怪我が
起こらないのはなぜでしょうか。
なぜなのか分かりますか?
ラジオ体操や太極拳の場合、ほとんどの人が準備運動や健康維持の一環として行っており、
個々のポーズにフォーカスするというよりは全体のシークエンスを大切にしています。
ではヨーガはどうでしょうか?
実際には、危険なアーサナ(ポーズ)は存在しません。
それなのになぜ、怪我をする人が後を絶たないのでしょうか。
答えは、心です。
アーサナ自体が危険なのではなく、体を蔑ろにする、その「心」が危険なのです。
アーサナは健康の為の「過程」でしかありません。
しかしながら、ヨーガで怪我をしてしまう人のほとんどが、アーサナが「目的」になっています。
体が限界に達しているのにも関わらず、アーサナを美しく取りたいがために心が体をプッシュし続ければ怪我に繋がってしまいます。
ヨーガで怪我をしない為の心得
- アーサナでは常に心身一如を心掛けること。つまり、心と体を切り離さないこと。
- アーサナはヨーガ八支則の一部でしかないことを知る。
- アーサナは過程であり、目的ではない。
- 負けず嫌いの性分の人は競争心理の働きやすい場所を避けること。
- 指導者は気づきを与えるアジャストを行う必要がある。(強いアジャストで出来た気にさせると、その後無理にプッシュし過ぎて怪我に繋がることがある)
これらのことを心がければ、ヨーガはより良いものになるでしょう。