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- 永久に実在する二つの実体的原理の想定。その二つとは、「純粋精神(プルシャ)」と「根本原質(プラクリティ)」。
- 純粋精神が精神的原理であり、根本原質は物質的原理であって現象世界の展開の原理。
- 純粋精神は実体としての個我であり、その本質は知である。 純粋精神は根本原質を観照するだけであり、それ自体は常住不変であり、生も死も輪廻も解脱も本質的に関係ない。
- 根本原質は根本的な質料因である。それらは活動性を固有し、サットヴァ(純質)、ラジャス(激質)、タマス(翳質)の三つの構成要素で成り立っている。
- これらの三つ構成要素は通常は静止的状態にあるが、純粋精神の観照を機にラジャスの活動が起こると、根本原質の平衡状態が破れて展開が開始される。
- その際に根源的思惟機能であるブッディ(覚)またはマハット(大)が最初に生じる。これは確認作用(決知)を本質としており、精神的な作用のもとでもある。また身体の中の一器官である。
- 次にアハンカーラ(自我意識)からラジャスの力によって2種類の想像がなされる。一方では11の器官(5つの感覚器官と5つの行動器官と意)が生じ、他方では5つの微細要素が生じ、後者から五元素が生じる。以上の諸原理(tattva)を合わせて「25の原理」と称する。
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